施工①[19版]

汚れ防止壁紙

施工注意

施工前に、製品番号、製品規格、色、ロット、数量を確認してください。

【製品特性上のご注意】

特殊なフィルムを表面に貼り合わせていることで、一般ビニール壁紙と異なる施工方法を必要とします。
一般ビニール壁紙と比較して施工難易度が高いため、施工費が割り増しになる場合があります。

■下地処理

モルタル下地のアクによる変色やフクレを防ぐため、必ずシーラー処理をお願いします。
特に低温時にはフクレが起きやすいのでご注意ください。
コーナー材は穴あきタイプを使用し、エチレン酢ビ系補強用接着剤の捨て糊をするなどの処理をお願いします。
耐水ボード下地は吸水性が低く接着剤が浸透しにくいため、特に貼り合わせ部に補強用接着剤の捨て糊をするなどして接着性を高めてください。

■接着剤

接着剤は濃い目のもの(6 〜 7割希釈)を使用し、特に低温時は、補強用接着剤を併用してください。

■オープンタイム

糊付け後はシワに注意して大きくたたみ、折りシワがつかないよう上積みは避けてください。糊付け後、20 〜 30分のオープンタイムをとってから施工をしてください。低温時はさらに長めにとることでフクレを抑えます。ただし長くとりすぎると折れシワの原因になりますのでご注意ください。

■圧着(貼り付け)

水分やエアが抜けにくく、フクレが起きやすいため、丁寧に圧着し、エア抜きを十分に行ってください。

■汚れ

施工後は、表面に付着した接着剤や汚れをしっかりと拭き取ってください。
拭き残しは変色の原因になります。

■その他

スーパーハード抗菌・汚れ防止壁紙は、材質が硬く凹凸の比較的少ないシート壁紙のため、下地処理はより平滑に行い、圧着は樹脂ヘラを使うなどして、より丁寧にエア抜きをしてください。

施工②[19版]

濃色商品

施工注意

施工前に、製品番号、製品規格、色、ロット、数量を確認してください。

【製品特性上のご注意】

濃色商品は、ひっかきキズや、施工糊の付着・拭き残し、拭き取りによるツヤ差やキズが目立ちやすいため、特にご注意をお願いいたします。

■撫で刷毛

撫で刷毛は、毛足の長い(毛長30mm位)、柔らか目の物を使用し、壁紙表面が傷まないよう丁寧なエア抜きをお願いします。

■ローラー掛け

ローラー掛けは、柔軟性(硬度50度位)のあるソフトウレタン製の、幅の広い(75mm位)物をご使用いただき、きつく掛けないようお願いいたします。

■接着剤

表面に施工用接着剤を極力付着させないでください。
万一、付着した場合は、きれいなスポンジを、清水を浸した状態にして、優しく押すようにして接着剤成分を浮きだたせ、乾いた布で軽く叩くようにして取り除いてください。
布などで強く擦るように拭くと、印刷面の形状が変質し、色が抜けたようなムラが生じます。一度変質した印刷面は戻りません。丁寧なお取扱いをお願いいたします。
また、付着した接着剤を放置すると、変色の原因になります。付着箇所がツヤ差のように見えます。

施工③[19版]

通気性壁紙

施工注意

施工前に、製品番号、製品規格、色、ロット、数量を確認してください。

【製品特性上のご注意】

通気性壁紙は、構造上、接着剤塗布後の水分の乾燥が速いため、一般ビニール壁紙よりも早めの施工をお願いします。
オープンタイムは10 〜 15分、施工可能時間は30分を目安に施工をお願いいたします。
また、糊つけの際、糊の成分と水分が通気層を通して表面層(化粧層)側に浸透するため、表面層の色味が一時的にかわる、表面層に若干、粘着性を感じるなどの症状が出ますが、施工後、水分の乾燥とともに、この症状は消えます。

【構造】

通気性壁紙は、一般ビニール壁紙とは異なる構造により、室内の湿気が石膏ボードなどの下地側まで、透湿する壁紙です。
一般ビニール壁紙は、全面にビニール樹脂(ゾル)がコーティングされていますが、通気性壁紙には、このコーティングがなく、裏打ち紙に直に柄のみが印刷されており、裏打紙がむき出しになっている箇所が存在することで、室内側と下地(躯体側)間の通気性、透湿性を有しています。
そのため、裏打ち紙に塗布した接着剤の水分が表面層(化粧層)に浸透し乾燥しやすい点や、一時的に色味の変化など、施工時のご注意が必要になります。

【イメージ図】

イメージ図
※当サイト上の画像は画面による再現のため、実物との色・縮尺については予めご容赦ください。

壁紙品番

ふすま紙品番